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つるかめ健康ニュース便 2018年6月号

つるかめ健康ニュース便2018年6月号表

つるかめ健康ニュース便2018年6月号裏

つかもっちの健康1ポイント

■熱中症にご用心■
夏本番を前に、じっとりした湿気とともに気温もぐんぐん上昇する季節。体が暑さに十分順応できていないこの時期から夏に向けて、特に注意したいのが「熱中症」です。
熱中症の始まりは体の水分不足、つまり脱水です。暑さで水分が失われやすい夏季には特に意識して、こまめな水分補給を心がけ、脱水・熱中症を予防しましょう。
水分の取り方としては、常温に近い温度の水を1日1.5L程度、ゆっくり150~200mLずつ、7~8回にわけてこまめに飲むのが良いそうです。特に体から水分が失われやすい起床時・運動の前後・入浴の前後・就寝前は忘れずに水分をとりましょう。(病気療養中で水分摂取制限のある方は主治医の指示に従ってください)
また、脱水や熱中症は屋外だけでなく屋内にいても起こります。室温が28℃を超えないようエアコンや扇風機を上手に使ったり、日頃から栄養バランスのよい食事や十分な休息をとり、暑さに負けない体づくりをしていくことも、脱水や熱中症の予防になります。できることから実践して、元気な夏を迎えましょう!


増田店長の菌紀行

▲7月は糸引き健康法で!▲
   7月といえば祝日の「海の日」や節句の「七夕」を思い浮かべる方が大多数かと思いますが、乳酸菌を取り扱うM&Hラボ店長としましては発酵食品の雄である「納豆の日」を一番に思い浮かべます。納豆の日は、昭和56年に関西での納豆消費拡大の為に関西納豆工業協同組合が関西限定で始め、その後平成4年に全国納豆共同組合連合会が改めて7月10日を「納豆の日」として記念日になりました。関西のエスプリが効いた見事な駄洒落です。
大豆から納豆へ変貌させる納豆菌は、枯草菌の一種で農業博士の沢村真先生によって分離されBacillus nattoとして発表されました。納豆菌は乳酸桿菌やビフィズス菌の様な有用菌を発育させ、バシトラシン様抗生物質という有害菌の発育を抑制する整腸作用持っています。ただ、国際的には枯草菌として扱われていて独立していないようです。
未だ独立していない少し哀れな納豆菌ですが、納豆菌が織りなす納豆の栄養価は素晴らしいものです。
ビタミンE、ビタミンB6、ビタミンB2などのビタミン類やカリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルのみならずタンパク質や食物繊維を含んだジャパニーズスーパーフードです。
本格的な暑さ到来の前に、糸を引きながら健康作りはいかがでしょうか。


薬剤師やまちゃんの漢方タイムズ

★ 七夕(たなばた) ★
7月7日は七夕ですね。
「たなばたさま」という童謡に『五色の短冊 私が書いた』という一節があります。この「五色」は漢方の「五行説(ごぎょうせつ)」に由来する「青(緑)・赤・黄・白・黒(紫)」のことを指します。
五行説とは簡単にいうとすべての事柄を5つに分類していく考え方で、自然は「木・火・土・金・水」、季節は「春・夏・土用・秋・冬」などといった感じに分けられています。
また、人間の正しくあるべき心構えである「徳」も5つに分けられます。徳の分類に対応した「色」に合わせて、願い事によって短冊の色も意識すると願い事がかないやすくなるとも言われています。
「青(緑)」は「仁」、自分自身を磨き、高めていくような願い。
「赤」は「礼」、親や先祖に感謝を示すような願い。『両親が長生きしますように』など。
「黄」は「信」、人を信頼したり大切にするような願い。友情や人間関係の向上など。
「白」は「義」、決まり事を守るような願い。『禁酒・禁煙』など。
「黒(紫)」は「智」、学業の向上に関わる願い。『成績上昇』や『資格取得』など。
今年の七夕は、短冊の色にもこだわって願いをしたためてみるのもよいですね♪


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