つるかめ健康ニュース便 2018年5月号
つかもっちの健康1ポイント
■口腔ケアで健康に!■
ご存知ですか?来月の6月4日は「むし歯予防の日」と言われています。昨今80歳まで20本の自分の歯を持とうという「8020運動」も提唱されていますが、高齢になるにつれて、歯を失っている人は多くなっているのです。
けれども、日頃から歯磨きなどの口腔ケアをしっかり行っていれば、歯の寿命を延ばすことができます。それは食事を美味しく食べたり、病気を防ぐことにつながります。
65歳の人達を対象に、普通に歯磨きをしたグループと歯間ブラシなどを使って念入りに口腔ケアを行ったグループを比較した研究では、念入りケアのグループのほうがインフルエンザの罹患率が10分の1以下だったという報告があります。
さらに、別の研究では、1日2回以上歯磨きをする人は、1日1回の人に比べると、口の中や食道のがんになるリスクが3割低いことが報告されています。皆さんも口腔ケアをしっかり行って食事を楽しみ、あの虫歯の痛みにあわない様にしましょう。
増田店長の菌紀行
▲ケフィアで腸内細菌を整えて、お腹から声を出して応援しましょう!▲
4年に1度のサッカーの祭典FIFAワールドカップロシア大会が現地時間6月14日から始まります。世界の強豪同士の白熱するゲーム展開はもちろん、名プレイヤーの美技、彗星のごとく現れスターダムに駆け上がる選手など心躍ります。本大会は11都市12会場で開催されます。そのうちの一つ、コーカサス地方にあるソチは2014年に冬季オリンピック・パラリンピックも開催され、羽生結弦が感動的な金メダルを獲得したことでご記憶の方も多いかと思います。実はもう一つ、健康長寿でも有名な土地です。その健康長寿の秘訣にはケフィアが関係しているそうです。
日本ではあまり見かけないケフィアですが、ヨーグルトキノコという名前もあり、こちらなら御存知な方もいらっしゃるのではないかと思います。ケフィアグレインという種になる菌を牛乳などに入れ発酵させるとケフィアが出来ます。見た目は、殆どヨーグルトなのですが、酵母や乳酸菌の種類がヨーグルトよりも多いそうです。短期間の発酵でもいいし、長期間発酵させると、女性に嬉しい葉酸も増えるそうです。臨床試験に関しては旧ソ連や日本から腸内細菌と免疫などの論文が発表され、健康に関する根拠が示唆されています。
ケフィアを食べて、腸内細菌を整えて、御贔屓の国・地域のチームにお腹から出す力強い声援を届けてみるのはいかがでしょうか。
薬剤師やまちゃんの漢方タイムズ
▲ 梅雨の上手な過ごし方 ▲
ジメジメした梅雨の時期、食欲が落ちたり頭や体が重い・だるいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
漢方では、湿気の多い時期に起こる体調不良は「湿邪(しつじゃ)」が関係していると考えます。湿邪は簡単に言うと「余分な水分」が引き起こす様々なトラブルです。
湿邪には重い・停滞するといった特徴があるため、普段から血行が悪く水分代謝が良くない人は、水分代謝がより悪化してむくみが出たり、頭がすっきりせずだるくなったりしやすくなります。
また、湿邪は『脾(ひ/胃腸)』に溜まる性質がある為、食欲不振や胃もたれなども引き起こします。ジメジメした蒸し暑さのために冷たいものをがぶがぶ飲んだり、糖分の取りすぎも体内に湿邪を取り込みやすくするため控えめに。
紫蘇(シソ)・生姜(ショウガ)・葱(ネギ)など発散作用のあるものや、山椒(サンショウ)・ミカンの皮など気の巡りを良くする食べ物で湿邪を追い払ったり、湯船につかって血行を良くして水分代謝を良くしたりして、梅雨の時期もすっきり過ごしましょう♪