つるかめ健康ニュース便 2018年4月号
つかもっちの健康1ポイント
■五月病を吹き飛ばせ!■
私の故郷である佐賀県では「さくらの名所百選」にも認定されている小城公園の3000本の桜がきれいに咲き誇っていましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
来月はゴールデンウィーク!新環境に戸惑っていても、長期休暇のためなら頑張れそうですよね。
その一方で、変化に対応しきれずにバランスを崩す方も少なくはありません。俗に「五月病」なんて言われています。社会人の方に多いと思われがちですが、実は夫の転勤や、子どもの進学などによって環境に変化が起きる主婦の方にも多い症状でもあるのです。
「何だか心が疲れてる気がする…」そんな方におすすめのリラックス成分が「GABA」と「クチナシ」です。
アドレナリンの分泌を抑えることで血圧を正常にし、酸素の供給を助ける血圧降下作用により、特定保健用食品(トクホ)に認定されている「GABA」は、アドレナリンの分泌を抑制することで、リラックス状態に導くことが期待されている成分です。「クチナシ」は漢方では、「山梔子(さんしし)」と呼ばれ「主として、胸苦しいものを治す」と言われており、不安やストレスなどを和らげる作用があるそうです。
皆さんが五月病知らずの楽しい春を過ごせますようお祈りいたします。
増田店長の菌紀行
▲♪昭和天皇と納豆▲
東京はおだやかで暖かい陽気になり、ゴールデンウィークに向けソワソワするこの頃です。
そのゴールデンウィークはご存じの通り、「昭和の日」からスタートします。「昭和の日」は、激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたすという趣旨で昭和天皇の誕生日に祝辞として制定されています。
在位年数が歴代最長の昭和天皇のお食事はとても質素で、朝食はオートミール等でお昼と夜の献立は洋風と和風を交互に摂っていて、好物はウナギとサツマイモだったそうです。健康長寿であられた秘訣がちらりと。食物繊維が豊富な食卓であったようです。では菌は?発酵食品は召し上がっていたかと思いますが、調べていましたら、こんなエピソードが…。
とある職員が、天皇に納豆の糸を引かせるわけにはいかない!と思い、全部塩もみしてお出ししたそうです。お好みを殆ど言わない昭和天皇も流石に「納豆はもういらない」と仰ったそうです。納豆菌の見せ場を昭和天皇には感じていただけなかったようです。
祝日法などの関係により昭和の日はどうなるでしょうか?平成の昭和の日は残り二日。
激動の日々は今も昔も変わりませんが、お客様にとりまして良いゴールデンウィークになりますよう納豆をかき混ぜながらお祈り申し上げます。
薬剤師やまちゃんの漢方タイムズ
◆ ありがとうを花に託す「カーネーション」 ◆
母の日の花でおなじみのカーネーション。フリルのように波打つ花びらが可愛らしいですね。
カーネーションの別名にはオランダセキチク(和蘭石竹)、オランダナデシコ(和蘭撫子)などがあります。仲間であるセキチク(石竹)やナデシコ科の植物は漢方薬としても使われています。花期に全草を採取して干した物を『瞿麦(くばく)』、種子を『瞿麦子(くばくし)』といい、むくみや女性特有のお悩みに使われます。
また、カーネーションの花からとれる精油は甘くスパイシーな濃厚な香りで、香水の原料になったり高級石鹸や化粧品の香り付けにも用いられています。
生花のカーネーションも、開花して1~2週間近くスパイシーな良い香りを放ちます。もし鉢植えや切り花のカーネーションをもらったら、香りも楽しんでみてはいかがでしょう。