月刊誌バックナンバー

きらりと KIRARITO 春号

きらりと KIRARITO 春号表

きらりと KIRARITO 春号裏

いつもエクノキュアビオをご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。
前回のきらりとのテーマ「腸内環境と肌の深い関係」はいかがでしたでしょうか。
化粧水や美容液にこだわる「外側からのケア」も重要ですが、腸を整えることで行える「内側からのケア」にも取り組むことで、美肌をキープする環境づくりの一助になれていれば嬉しく思います。
さて、今回は腸内環境シリーズ第3弾「美しい体型も腸内環境から!~腸内環境と肥満のとても深い関係~」です。
体型をキープし続けられる人、できない人。その差について研究が進んだ結果、そこには腸が関係していることが分かってきたのです。
皆さんの腸活、かがやく日々のお役に立てればと存じます。ぜひご一読ください。


美しい体型も腸内環境から!~腸内環境と肥満のとても深い関係~


太りやすい習慣と腸内環境

腸内細菌に一番影響を与えるのは遺伝子といわれていますが、高カロリー食品中心の食事、座ってばかりの生活、衛生環境、使用している薬なども関係する可能性があるといわれています。
肥満については、特に食事の変化が腸内環境に及ぼす影響が極めて大きく、肥満者では腸内細菌の多様性や、種の豊富さが低下しているという研究もあります。
当たり前のことかもしれませんが、肥満対策には栄養バランスと腸内環境を整えることを意識した食生活が重要になります。


デブ菌、ヤセ菌について

ダイエットについて調べたことがある人なら1度は目にしたことがあるデブ菌とヤセ菌。
どちらも基本的には、善玉菌でも悪玉菌でもない、優勢な方の味方をする日和見菌であるため、善玉菌が優勢になるような食生活を行うことが重要です。
しかしながら、デブ菌が多ければ太りやすい、ヤセ菌が多ければ痩せやすいといったことは確実なものとはいえないのが現状です。
なので、肥満に関与する腸内細菌の研究は、精力的に進められております。肥満や糖尿病との関連性が指摘されている菌であるアッカーマンシアムシニフィラや、腸で働くことで、肥満予防効果や免疫機能を整える効果のある短鎖脂肪酸を産生する酪酸菌など、肥満と腸内細菌に関する今後の研究が期待されています。


肥満対策の注目成分「短鎖脂肪酸」

肥満に良いとされ、注目を集めている「短鎖脂肪酸」。
皆様はご存じでしょうか?
食欲のコントロール、脂肪蓄積の抑制、代謝促進といった働きも担っており、肥満を防ぐ効果があることが最近の研究からわかってきています。
短鎖脂肪酸は、味や臭いが独特なため、十分な量を口から摂取することは難しく、食事などから摂取しても、その多くが胃や小腸で吸収されてしまうので、善玉菌が豊富に含まれる発酵食品や、そのエサとなる食物繊維、オリゴ糖などを摂取することで体の中から作り出すことが良いとされています。
食事だけでなく、サプリメントや整腸剤を合わせて活用すると、効率的に善玉菌を摂取し、短鎖脂肪酸を増やすことができるのでおすすめです。


腸内環境を整えて体型をキープ

このように腸と肥満は深く関わっています。
食事の栄養バランスを見直すだけでなく、プロバイオティクスなどを摂取して腸内環境の改善をすることで、善玉菌が優勢な腸内環境を作り、日和見菌を味方にすることを意識してみてください。
それが腸の調子を整えて体型をキープするための重要な一歩です。

バックナンバー一覧へ戻る